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この記事は2017年8月25日に書かれたものを加筆・修正したものです。[/aside]
この記事では、アイデア出しや目標設定に使われる“マンダラート”と工事や整備に使われる“工程表”を組み合わせた目標達成方法をご紹介します。
[voice icon=”https://sunmaru.net/wp-content/uploads/2018/01/man-7.png” name=”” type=”l”]目標はあるけれども、いつも達成できない…[/voice]
[voice icon=”https://sunmaru.net/wp-content/uploads/2018/01/woman-8.png” name=”” type=”l”]大きな目標を達成するにはどうすればいいのかわからない…[/voice]
そんな方も多いかと思います。
ぼくもこの方法にたどり着くまでに、何度も目標を達成できなかった経験があります。
しかし、“マンダラート”と“工程表”の組み合わせで目標に向かってしっかりと着実に計画を立てることができます。
上手に計画を立てられれば、あとは実行するのみ!
夢を実現している姿を想像してみてください。
[voice icon=”https://sunmaru.net/wp-content/uploads/2017/07/アイコン.png” name=”3まる” type=”l”]達成感あふれる表情、幸せそうな姿…[/voice]
とてもワクワクしますねっ!
マンダラートをアイデア出しにも使いたいと思ってこの記事にたどり着いた方にはこちらの記事もおすすめ!
一緒にオススメ!【アイデア・提案のつくり方】アイデアを磨く3つの鍵とは?
マンダラートとは?
マンダラートとは“曼荼羅”から来ている発想法です。
曼荼羅とは、密教の経典にもとづき、主尊を中心に諸仏諸尊の集会する楼閣を模式的に示した図像。
難しいですね・・・簡単に説明すると、仏教における世界観を視覚的にわかりやすく表した絵画のことです。
中央から放射状に広がるのがこの絵の最大の特徴です。
この“曼荼羅”のように中央から放射状に考えを広げていくのがマンダラートです。
マンダラートは、発想法の一種。紙などに9つのマスを用意し、それを埋めていくという作業ルールを設けることにより、アイデアを整理・外化し、思考を深めていくことができる。
マンダラートの例
マンダラートはアイデア出しや目標達成のために使われます。
マンダラートを使ったアイデア出しの実例は【分析思考】ストレングスファインダー の結果を活かすには?をご覧ください。
今回はアイデア出しではなく、目標達成に焦点を当てます。
百聞は一見にしかず。
まずは目標達成のためのマンダラートの例をご覧ください。
このマンダラートは有名なプロ野球選手・大谷翔平(おおたにしょうへい)選手が高校1年生のときに目標達成のために書いたものです。
“ドラフト1位で8球団から指名を受ける”といった目標を立てた際のマンダラートになります。
目標を達成するためにはどのような要素が必要か、リストアップしたものを手に入れるためには具体的にどう行動すべきか…
目標に向かって行動を整理するためにマンダラートが使われています。
では、目標達成に向けて行動を整理するマンダラートはどのように書くのでしょうか?
マンダラートの書き方概要
マンダラートは9×9のマス目です。まず、中央の3×3に書き込みます。
最初の3×3の中央には解決したい課題や、目標、夢を記入します。
そして、最初に記入した中央の周りの8マスには課題を解決するために必要なこと、目標・夢を達成するために必要なことを記入します。
8マスが埋まったら、その8マスのそれぞれの要素を周りの3×3の中央に置いて、更に周りのマス目に具体的な内容を書きます。
マンダラートについては新しいアイデアをグループワークで考える“アイデアソン”について書かれた“アイデアソン! アイデアを実現する最強の方法”という本でも紹介されています。
本が気になる方は
一緒にオススメ!【Facebookいいね!を生んだ!?】アイデア創出のイロハを詰め込んだ本をご紹介
もお読みいだけると嬉しいです!
マンダラートの具体的な書き方とコツ
上記の大谷選手の例でいくと、夢は“ドラ1 8球団”です。
この“ドラ1 8球団”の夢を達成するためには“体づくり”、“コントロール”、“キレ”、“メンタル”、“スピード160km/h”、“人間性”、“運”、“変化球”が必要だと考えたようですね。
では、それぞれに対して更に深く掘っていくと、“体づくり”には“体のケア”、“サプリメントを飲む”、“FSQ90kg”、“柔軟性”、“RSQ130kg”、“スタミナ”、“可動域”、“食事 夜7杯 朝3杯”が必要だと記入しています。
中央を囲う8つの要素に対して深掘りして、どんどん広げていっています。
これを繰り返して、マス目をすべて埋めると完成です。
およそ1〜2時間ぐらいかければ完成するでしょう。
スムーズに進めるコツは次の3つです。
- なるべく中央の8マスを優先的に埋める
- 8マスを深掘りする際は出てくるところからどんどん埋めていく
- 行き詰るようになったら他のマス目で流用できそうなものを探す
スマホ用のアプリもあるので、ぜひお気軽にマンダラートを作成してみてください。
iOSアプリはマンダラートの考案者である今泉浩晃さんが代表の会社によるマンダラート公式アプリです。
同社によるAndroid用のアプリはないので、別の評価の高いアプリをご紹介します。
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天才式目標達成アプリ
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では、目標達成に必要な要素を洗い出したら次は具体的な日程を考えましょう。
その際に使うのが“工程表”です。
工程表とは?
工程表とは、工事や作業を行う際に“いつ”、“何をするか”というのを一覧にしたものです。
こちらも例をご覧ください。
このように、左側縦軸に“何をするか”、上側横軸に”いつ”を記入し、日程管理をします。
作業にどれくらい日数をかけるかが一目でわかるので、長期間でやることがたくさんあるときには作成をおすすめします。
マンダラート×工程表|目標を達成する道しるべ
ぼくが提案する“マンダラート×工程表”は工程表の“内容”部分をマンダラートで挙げた項目にするものです。
具体的な作成方法
具体的な作成方法は、まずマンダラート(円形に広がるような形ではなくなるので、厳密にはマンダラートとは言えないですが・・・)を作成して、そこから工程を考えます。
マンダラートの作成ということで、中央にくる夢を書き出します。
次にこの中央に書いた夢を実現するために必要なことを書き出します。
マンダラートに沿うと8つくらいですね。
ここでは一部省略させていただきます。
続いて、更に掘り下げて必要なことを書き出します。
こちらもマンダラートに沿うと、各項目8つですね。
Excelを使う場合は【右クリック > 挿入】を使って行を足していくと楽に作ることができます。
ここまでくれば、あとは日程を考えておしまいです。
マンダラート×工程表のメリット
この方法のメリットは以下の通りです。
- 夢達成までの道のりを細かく考えられる
- 細かい目標ができることで達成感を少しずつ味わえる
- 日程の目安が一目でわかる
- 目標と目標の関連性が日程から見えてくる
普通であれば、夢や目標を立てるとそれを達成するまで苦しみや辛さがやってきます。
それらに負けると、達成できなかった悔しさ、情けなさに襲われてしまいます。
しかし、このマンダラート×工程表では小さな目標を並べて順番に達成していくことで、途中で挫折することを防げます。
また、ひとつひとつ別々に目標を立てると、
[voice icon=”https://sunmaru.net/wp-content/uploads/2018/01/man-9.png” name=”” type=”l”]これやって、あれやって、あぁ、違うのやってからじゃないとこれは効率が悪いや…[/voice]
と混乱しがちですが、工程表の要素も取り入れているため、効率よく整理して夢の実現に向けて進むことができます。
マンダラート×工程表のデメリット
作るのが少々面倒
意外と小さな目標が出てこず、行き詰ることがあります。
そういう時はこの“マンダラート×工程表作り”も目標にしてしまいましょう。
また、あれこれ考えず簡単なものも目標に取り入れてしまいましょう。
大谷選手も“あいさつ”や“礼儀”といった普段からできそうな簡単なものまでマンダラートに取り入れています。
難しい目標を課すのも良いことですが、続けられる・達成できることを第一の目標に考えましょう。
工程表がプレッシャー
工程表があるため、
[voice icon=”https://sunmaru.net/wp-content/uploads/2018/01/woman-8.png” name=”” type=”l”]その日程で終えられなかったら…[/voice]
というプレッシャーに悩まされがちです。
不安に思うこともあるでしょう。
しかし、大丈夫です。
この工程を守らなかったからといって死ぬわけではありません。
大事なのは目標を達成することです。
あとから修正して後ろにずらしても何ら問題はありません。
気楽に少しずつ達成感を着実に味わいながら夢の実現に向けて進みましょう。
まとめ:ちいさなことからコツコツと
この記事では、アイデア出しや目標設定に使われる“マンダラート”と、工事や整備で日程を管理するために使われる“工程表”を組み合わせた目標達成方法についてご紹介しました。
▼ マンダラート×工程表で夢の実現を! ▼
◯ マンダラートとは?
- 曼荼羅から来ている発想法
- 中央から放射状に考えを広げていく
◯ マンダラートの書き方概要
- 9×9のマス目を用意
- 中央の1マスにテーマを記入
- 中央の3×3マスの残りにテーマに関連するものを記入
- 3で記入したものを周りの8つの3×3のマス目の中央にも記入
- 4で記入してものに関連するものを周りの空いているマスに記入
○ 具体的な書き方とコツ
- なるべく中央の8マスを優先的に埋める
- 8マスに関連したものを記入する際は書けそうなところから書いていく
- 行き詰るようになったら他のマス目からヒントをもらう
◯ 工程表とは?
- 工事や作業の際に“いつ”、“何をするか”を一覧にしたもの
○ マンダラート×工程表
- マンダラートを樹形図のように変形して目標を記入
- 各項目をいつからいつまでの期間で行うかを記入
○ マンダラート×工程表のメリット
- 目標達成までの道のりを細かく考えられる
- 細かい目標ができることで達成感を少しずつ味わえる
- 日程の目安が一目でわかる
- 目標と目標の関連性が日程から見えてくる
○ マンダラート×工程表のデメリット
- 作るのが面倒
- 工程表がプレッシャー
このマンダラート×工程表。
マンダラートによって、目標までの道のりを細かくできることが大きなメリットです。
ちいさなことからコツコツやる努力の道しるべとなります。
夢の実現は苦労がつきものです。
いかにこの苦労を乗り越えるかが重要になってきます。
人間、達成感が得られるとモチベーションがぐんと上がります。
このマンダラート×工程表を使えば、モチベーションを保ったまま夢を実現できます。
慣れないうちはマンダラートを全て記入したりしなくても構いません。
少しずつでいいので、自分の目標に向かって進んでいきましょう!
以上、プログラマーになることが目標のサラリーマンブロガー3まる(3sunmaru)でした!