
あなたはこんな悩みを抱えていないでしょうか…?
ぼくは目標設定シートを書く時期になるといつも苦労していました…
しかし、「ザ・コーチ 最高の自分に出会える『目標の達人ノート』」に出会って変わりました。
この記事では、「ザ・コーチ 最高の自分に出会える『目標の達人ノート』」を読んで考えた、目標を決めるためのアドバイスをご紹介します。
決して目標を達成するためのお話ではありません。
目標を立てるときは元となる大きなものから小さくすると考えやすいです。
数値化するのも大変なお仕事もあるかと思いますが、自分の普段の仕事を思い浮かべて考えてみましょう。
苦労して書いていた目標設定シートをスラスラ書けるようになってもらえたら嬉しいです!
■ 目次 ■
目の前の目標設定シートは置いておいて“目標”とは何か知ろう!
あなたは目標とは何か考えたことがありますか?
「ザ・コーチ 最高の自分に出会える『目標の達人ノート』」では、【目標】【目的】【夢】【ゴール】【ビジョン】という5つの言葉の意味を調べるよう促しています。
ぼくらも意味を調べてみましょう。
今回は【目標】と【目的】の2つにしぼります。
まずは【目標】です。
目標
行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準。
目標は水準ということで、目標設定シートに書かれる「具体的数値を書け」というのはあながち間違いではないようです。
では、同じような意味で使われる目的とはなんなのでしょう…?
目的
実現しようとしてめざす事柄。行動のねらい。めあて。
目標が水準なのに対して、目的は事柄ですね。
用法も一緒に書かれていたのでご紹介します。
[用法]目的・[用法]目標
「目的(目標)に向かって着実に進む」のように、めざすものの意では相通じて用いられる。
◇「目的」は、「目標」に比べ抽象的で長期にわたる目あてであり、内容に重点を置いて使う。「人生の目的を立身出世に置く」
◇「目標」は、目ざす地点・数値・数量などに重点があり、「目標は前方三〇〇〇メートルの丘の上」「今週の売り上げ目標」のようにより具体的である。
つまり、目標は目的に向かって定め、行動していくための指標とするものなんですね。
これまで目標を立てるとき、知らないうちに目的を目標にしていませんでしたか?
目的を持って目標を立ててましたか?
目標を立てる前に、目標とは何かを意識すると立てるべき目標が見えてきますね。
目標を設定するためには現状を把握することが大切
目標とは目的に向かって定め、行動していくための指標とするもの。
ということは目標を定めるためには目的を明確にすることがまず第一です。
あなたの会社の目的はなんですか?
その中における、あなたの部署の目的は?
あなたのチームの目的は?
目標設定シートに目を落とす前に、自分の所属する部署の目的を自分の中で納得できる答えを見つけましょう。
するとおのずと自分の達成すべき目的が見えてくるはずです。
では、目的が明確になったらいよいよ目標を立てましょう。
目標を立てるにあたり、重要なのは現状把握です。
目的と現状の差がどこにどれほどあるのか。
それを踏まえて、目的を達成するにはどう目標を立てていくべきか。
現状を把握しなければ目標は立てられないのです。
目標が立てられないのであれば、まずは目的確認、次に現状把握しましょう。
目標の種類
現状が把握できたらいよいよ目標設定です。
目標設定も闇雲に行なっていてはなかなか先に進みません。
ここでは目標を設定するために、目標の種類を知りましょう。
目標の種類①:レベルアップ
まずひとつめは“レベルアップ”です。
これは現状より高みを目指す目標になります。
目的の達成には成長しなくてはいけない。
そうなったときにレベルアップ目標を掲げましょう。
例えば『本を読む』『セミナー・勉強会に参加する』『資格を取得する』などが挙げられます。
レベルアップに関する目標は、一緒に情報共有もしたりすると目標設定シートに書きやすいです。
成長が期待される若手は特に目標に掲げやすいので、ひとつは入れてみましょう。
目標の種類②:問題解決
目的の達成のために問題となっていることはないでしょうか?
そして、その問題に対して自分でできることはないでしょうか?
成長すれば目的が達成できることは少ないです。
問題解決は目的をいかに早く達成するかに関わります。
もし自分しかできないことがあるなら積極的に掲げましょう。
問題解決は近頃話題の働き方改革とも相性が良いです。
自分なりの工夫を加えて『残業を減らす』『有給を使う』などを目標設定シートに書いてみましょう。
目標の種類③:現状維持
現状維持と聞くと悪いイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、成長を常に続けられるほど世の中甘くありません。
そう考えると現状維持も立派な目標になり得ます。
目的に向かって順調に進んでいるとき、これ以上の成長は負担が大きいとき、現状維持の目標を立てましょう。
このとき前置きを置くとひとを納得させられる目標とすることができます。
たとえば、『前年度同様→記録を大幅に伸ばした前年度同様』などです。
現状維持はひとから見るとあまりよくない印象を持つ方もいます。
ときと場合によっては設定可能な目標です。
目標の種類④:チャレンジ
目的達成に向けて挑戦的な目標を立てるのもいいですね。
新しいこと、困難なことへの挑戦は常に目標として適しています。
しかし、おわかりかと思いますが難易度設定にはくれぐれもご注意を。
高すぎる目標は達成できずに評価を下げることにつながりかねません。
チャレンジクラスの目標を掲げる場合は目標を細分化して、どこまでできそうか考えましょう。
ステップとしては『調査』『試行』『分析』『改善』『本運用』といった流れが考えられます。
やることによってステップも変わってくるかと思いますが、やることを細かくして目標に適したレベルを探してみてください。
数値目標を設定するコツ
いざ目標を立ててみても、具体的な数字にするのが難しい…
そう感じる方も多いかもしれません。
そんなときは、その目標を達成するための自分の行動を思い浮かべてみましょう。
そこに新たな学びはありませんか?
あったら勉強会を開きましょう。
何回開そうですか?
チャレンジングな目標に挑戦しますか!
新しいやり方を試してみましょう。
1つだと比較できませんし、うまくいかなかったら終わってしまうので、いくつかやってみましょう。
現状維持を目指しましょう。英断ですね。
そしたら、営業はこれまで何件かけてましたっけ…?
自分の行動を柱に考えると、意外と数を数えられそうなことが多いのに気付かされます。
これまで自分がやってきたことを振り返ったり、これから目標に向かってやろうとしていることを想像したりしてみましょう。
大事なのは“自分が”ということです。
自分が直接どうにかできないものを数値目標としてはいけません。
例えば売上アップ。
会社の目的を考えると目標に掲げたくなりますが、売上は顧客がいてこそ成り立つ数字。
そういった数字は避けたほうが行動の指針としては明確です。
売上が伸びない可能性は色々あります。
でも自分が営業をかける件数が不足している原因は自分ならわかりますよね?
自分の行動の回数を数値目標にする。
これが数値目標を設定するコツです。
まとめ:目標設定シートは大きな目的から小さくしていき、自分の行動を考える
この記事では、目標設定シートを書くためのアドバイスをお伝えしてきました。
◯ 目標とは?
- 目的に向かって定め、行動していくための指標
◯ 目標設定するために大切なこと
- 現状把握
◯ 目標の種類
- レベルアップ
- 問題解決
- 現状維持
- チャレンジ
◯ 数値目標を設定するコツ
- 自分の行動を具体的に考える
目標を立てるという行為は小学生の頃からやっていたように思えます。
しかし、具体的な目標の立て方は全く教わりませんでした。
そんな中、社会人になったら急に目標を立てろと言われる。
目標を立てるってそんな簡単なことじゃありませんよ…?
この記事で目標設定シートを突破できる方が現れれば幸いです。
以上、管理職のような記事を書いてしまった平社員3まる(@3sunmaru)でした!
目標設定シートを書けって言われたけど、何を目標にしたらいいかわからない…
しかも、具体的な数字を入れろって言われたけど、目標を考えたとしても数値化できない…
そもそもうちの仕事って受注することで生まれるものが多いから、自分で目標立てるの大変なんだよな…