この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
エンジニア転職には「転職ドラフト」がおすすめって聞くけど、正直どういうものかよく分からない…
どんなサービスで、提示される年収やスケジュールがどうなっているのか教えてほしい!
この記事ではそんな方に向けて実際に私が転職ドラフトを用いて2回目の転職を果たした体験をご紹介しようと思います。
Webエンジニア2年目の3まるです。
現在PHP/Laravelを用いた開発に携わっています。
開発がしたくて未経験からWebエンジニアになったものの、マネジメント業務が多くなったため再転職しました!
登録料無料!!
転職ドラフトはレジュメを登録しておくと、そのレジュメをもとに企業が年収付きの指名を行う競争入札型の転職サービスです。
ドラフトというとプロ野球が欲しい選手を指名するイベントが有名ですが、それを転職で実現したようなサービスになります。
企業からの指名(オファー)にはおおよその年収と業務内容が事前に提示されます。
普通の転職活動ですと年収は最後に提示されますが、転職ドラフトでは最初に提示で少し異例です。
しかも、提示された年収は企業が内定を出す際に90%を下回ってはいけないというルールになっています。
業務内容は転職サイトに掲載されているものより情報量が多く、以下のような情報が含まれます。
- 提示年収
- 会社の課題
- 任せたい業務内容
- 指名理由
- 働き方・福利厚生
- 指名者からのメッセージ
非常に詳細に書かれるため、他の転職サイトで見られるようなテンプレートをコピペしたようなオファーはあまり見かけないのが嬉しいところです。
オファーを詳しく書くためか面接時の認識のズレが少ないように感じます!
話す内容もレジュメをもとに深掘りされるものが多く、話したいことをしっかり話せました。
現年収を非公開とすることができるのも特徴的です。
年収はこれまでのプロジェクト経験やスキルを記載したレジュメをもとに提示されます。
現年収を公開しないため、現年収より少しだけ上の金額を提示するということを行いにくく、スキルに応じた年収が提示されやすい仕組みになっています。
すぐに転職を考えていなくても、自分の市場価値を調べるために参加してみるという使い方も問題ないようなので、転職活動前に希望年収の参考にするのも良いかもしれません。
年収の下限がわかるので安心して年収面をあらかじめクリアして選考に進めるのが魅力的です!
一方で「明らかに過大評価だな…」と感じるとオファーが来たときはどうすればいいのか悩むこともありました…
転職ドラフトでは登録の際に職務経歴書のような『レジュメ』を登録します。
職務経歴書の登録であればどの転職サイトでも似たようなものかもしれませんが、転職ドラフトでは入力したレジュメをレビューしてもらえます。
「こんな書き方でいいだろうか…?」「これで採用担当者に魅力が伝わるだろうか…」と悩みながら書くことが多いと思うのですが、フィードバックをもらえるので洗練することができます。
この洗練されたレジュメが選考での認識ズレの少なさにつながっていることは間違いないでしょう。
ただ、フィードバックの内容が一般論に近く、具体的にどこをどう直せばいいか悩む部分もありました。
必ずしも改善につながるフィードバックを貰えるわけではないので頼りすぎないようにしましょう。
登録料無料!!
2回目の転職活動となった今回。
ドラフトの結果はどのようなものとなったのかをご紹介します。
ラブコールという機能も初めて使ってみたので、その成果もお伝えします。
入札いただいた企業数は6社でした。
研究開発を行っていたときの機械学習の経験を評価いただいた企業様もあり、Web開発と機械学習開発の比率は1対1程度でした。
機械学習の開発業務は人材不足や盛り上がっていることがあってか、提示される年収はWeb開発よりも高めでした。
機械学習のスキルを活かした転職をしたい方には、いっそう転職ドラフトがおすすめできるかもしれません。
1位指名は1回のドラフトで企業が1人に対してのみ使用できる指名です。
採用意欲が示されており、他の指名よりも選考を通過する可能性が高いかもしれません。
ただし、1位指名だからといって必ずしも採用につながる、年収が高くなるといったことはないのでご注意ください。
平均提示金額は約681万円、最高金額は754万円、最低金額は534万円という結果でした。
最高と最低で200万円程度差があり、過大評価・過小評価の可能性も考えられます。
その際は金額の再提示をリクエストすることもできるので、魅力的な企業様から納得できない金額提示だった場合は活用しましょう。
1回目の転職ドラフトでは業務は未経験、独学でWebアプリケーション開発をAWSを用いてCI/CDも整備して実装した状態で平均提示金額が約609万円(指名13社)だったので、実務経験を積んだ影響はあったようです。
今回気になる企業様が何社かあったので、『ラブコール』という機能を使ってみました。
『ラブコール』とは??
「興味があります!」と自分から企業側に意思表示ができる機能です。
2社にラブコールを送ってみたものの、期間終了日に近かったためかレジュメの確認すらない状況でした。
ラブコールを送ったからといって、レジュメを見てもらえるとは限らないようです。
また、ラブコールの送付状況はラブコールを送った企業様以外にも情報が開示されるとのことです。
レジュメを見てもらえるかどうかは分からないですが、ドラフトに参加している企業様からすると興味がある企業が別にあるかどうかがわかるので、使うかどうかは少し考えたほうが良いかもしれません。
登録料無料!!
今回の転職ドラフト参加時のスペックは下記のとおりでした。
- 実務経験:1年程度(バックエンド開発が主)
- 自社開発企業に勤務:プロジェクトは大きなプロジェクトを1つ経験
- 個人的な取り組み:
- Webアプリケーション開発(SPAをCI/CDを用いてAWSにデプロイ)(実務経験を積む前)
- ドメイン駆動設計を学習
お世辞にも『即戦力でバリバリ開発できるぜ!!』と言い切れるほどのスキルは持ち合わせておらず、実務ではメンバーレベルをギリギリ満たしているかどうか、というところが自己評価です。
オファーにも『個人的な取り組みを業務に活かして成長していくことを期待しています!』というメッセージが多かった印象です。
身バレ防止のために書けていないこともいくつかありますが、Webエンジニアとしてのスキルレベルはおよそこの程度でした。
このスペックという前提で、前述した指名数・提示年収から自分が参加したらどの程度指名がもらえそうか・どの程度の年収を提示してもらえそうか参考にしてもらえたらと思います。
登録料無料!!
今回の転職ドラフトでの転職は次のようなスケジュールで進みました。
ドラフトは月1回行われるので、参加したい回に参加表明をしてドラフトの開催を待ちます。
参加表明できる期間は前の回の指名期間開始日から参加回の指名期間開始日までの約1か月です。
指名期間が始まってしまうと、その回には参加できないのでご注意ください。
参加表明を登録したら、ドラフトが始まって指名されるのを待つのみです。
指名期間は2週間。
企業様は参加者のレビューを見て吟味してオファーを出すので、最終日前に駆け込みで指名されることが多いです。
オファー内容を確認して面談や面接に進むかどうかを企業様に返答します。
返答期間は指名期間の開始日から約3週間です。
指名期間より1週間長く返答期間が設けられているので、その1週間で返答を行いました。
※ 金額の再提示リクエストはこの返答期間終了日の3日前まで行えます。
指名に対して返答を行う際に、カジュアル面談をして選考に進むか検討するか、すぐに選考を受けるかを選択できます。
転職ドラフトは基本的に企業様側からオファーを行うため、こちらは受け身になりがちです。
指名内容に書かれていない部分で自分の希望に合致するかどうか確認するため、時間は少し要しますがカジュアル面談を実施していただきました。
返答期間が終了して1週間後に1週間かけて3社と行いました。
カジュアル面談で希望と合致することが分かったら選考に進みます。
面接は3社中1社が1次面接で不採用、2社が最終面接まで進みました。
働きながらの転職活動だったので、約1か月かけて6回面接を行いました。
最終面接の結果は2・3営業日でいただけました。
内定をもらうまでのトータルの期間は指名開始日から数えると2か月と1週間程度かかりました。
はじめは1か月程度で転職活動を終えられたらと考えていたのですが、働きながらの転職活動だったこともあり予想以上に時間がかかってしまいました。
転職ドラフトで参加表明をしてから実際に面談・面接を行うまでは指名期間があるため、一般的な転職サイトやエージェントを利用するときよりも余裕を持った行動をおすすめします。
登録料無料!!
2回目の転職ドラフトでの転職でしたが改めて感じた転職ドラフトのメリット・デメリットをまとめてみます。
- 自分の市場価値を知ることができる
- レジュメをレビューしてもらえる
- レジュメを熟読した上でオファーがもらえる
- あらかじめ年収を提示してもらえる
- オファー内容が濃厚、テンプレート感がない
- 繰り返し参加することでレジュメに記載した内容がどういう評価か知ることができる
- 選考開始まで時間がかかる
- 自分から気になる企業様へのアクションを行いにくい
- レジュメレビューの内容が一般的なことがある
デメリットもいくつかありますが、メリットの方が明らかに大きいかつ多いですね!
登録料無料!!
この記事では実際に私が転職ドラフトを用いて2回目の転職を果たした体験をご紹介しました。
転職ドラフトの他にも、転職サイトと転職エージェントを使って転職活動をしましたが、転職ドラフトを用いた企業様は面談や面接で深い話ができて好印象でした。
転職サイトも転職エージェントもそれぞれの良さがありますが、今後また転職活動をすることになっても転職ドラフトは外せない選択となるでしょう。
転職を考えているエンジニアの方はぜひ一度試しに参加してみてはいかがでしょうか?
登録料無料!!