おはようございます。一家の大黒柱3まる(@3sunmaru)です。
不妊を心配したことのある夫婦は3組に1組を超え、子どものいない夫婦では50%を超える割合となっています。我々子どものいない3まる家でも、例により不妊を心配して不妊治療に取り組んでいます。
先日、不妊治療の一貫で精液検査を受けてきました。これをきっかけに今回は不妊治療について書きつつ、精液検査体験談を記事にしたいと思います。
■ 目次 ■
精液検査までの道のり
不妊治療をはじめた経緯
年明けくらいから避妊をやめて妊活を開始。早いものでもうすぐ1年になろうとしています。ぼくも妻もはじめは避妊をやめればすぐに子どもはできると考えており、正直甘く見ていました。
できる範囲で数回タイミングを測ってみたものの、毎回空振り。ぼくの出張や転勤、妻の体調不良などでタイミングが合わなかったこともあり、なかなか授かることができませんでした。
年齢や妻の体力を考えると、そろそろ授かっておきたいと考え、妻と相談して不妊治療に踏み切りました。
精液検査までは女性の検査が何度か
不妊治療を始めるとはどういうことか、最初は今ひとつわかっていませんでした。ただ、最初のうちは女性の方の検査が何度かありました。
超音波で卵胞の状態を検査したり、血液検査をしたりするために何度か病院に通っていました。いずれも保険適用で、妻が通っている婦人科は初診料で1,500円ほど多めに取られましたが、それ以外は2,000円弱という金額です。
3・4回目の通院で血液検査も行いました。これは血液から排卵前後の妊娠に必要なホルモン値を満たしているか調べるために行なっているようです。
初期の山場“卵管造影検査”
5回目の通院では“卵管造影検査”と言われる、不妊治療初期の山場を迎えていました。前日から抗生物質を飲み始め、当日は朝ごはんは食べられず、施術3時間前からは水分摂取すら禁止されていました。
子宮から卵巣までの管である卵管が詰まっていないかを調べるこの“卵管造影検査”。造影剤を流し込む管を固定する際と、造影剤を流し込む際に激しい痛みに襲われたそうです・・・

この検査をすることで卵管が通り、検査後は卵子が子宮に届きやすくなる約半年のゴールデン期間に入るそうです。
この卵管造影検査と精液検査は同時期に検査可能でしたが、ぼくの仕事の日程により卵管造影検査後の精液検査となりました。
満を辞して精液検査
精液検査の方法
精液検査は精液をケースに入れて提出して調べてもらいます。ケースは写真がなくて申し訳ないのですが、大きいプリンの容器くらい大きさでした。
妻がケースを受け取る際に

精液検査をするにあたり、5日以上の禁欲が必要です。ぼくの場合は、いつからしてないか覚えていなくて7日から10日くらいの禁欲での検査となりました。
なお、検査結果の紙を見ると禁欲期間の上限値は“7日”とされていましたが、7日から10日と伝えても何も言われなかったので、そこまで厳密に守らなくてはならないものではないのかもしれません。
結構出してなかったからたくさん出るかと思っていたら、出せと言われて出すと量は減るもので、

当日は容器に入れた後2時間以内に病院に持っていく必要がありました。鮮度が重要なのでかかりつけの病院が遠い場合は、おそらく病院での採取になると思われます。
家から持っていく場合は、人肌ぐらいの温度で温めておくのが良いそうです。3まる家の場合は、妻がお腹で温めながら病院まで運びました。
病院に着いてからは容器を提出するだけで終了です。
はじめて入る婦人科にふわふわした気持ちで突入しましたが、入ってみると女性が多いってだけで、至って普通の病院で待合室では妻と談笑しながらリラックスして過ごせました。
なお、費用はおよそ2,000円弱。精液検査も保険適用内です。
精液検査の結果
検査の結果は以下のようになります。
検査項目 | 結果 | 下限値 | 上限値 |
---|---|---|---|
採取〜測定時間 | 40分 | 60分 | |
禁欲期間 | 7日(7から10日と伝えたら7日になった) | 2日 | 7日 |
pH | 9 | 7.2 | |
奇形率 | 29% | 50% | |
採取量 | 1.8ml | 2.0ml | |
濃度 | 260 × 100万個/ml | 20 × 100万個/ml | |
総精子数 | 468 × 100万個 | 40 × 100万個 | |
運動率 | 88% | 50% | |
迅速運動率 | 79% | 25% |
結果としては全く問題ないそうです。普段から量は少ないだろうなと思っていたところ、やはり下限値を下回る少ない量となっていました。
しかし、お医者様に尋ねてみたところ、量はさほど関係なく精子数や運動率が重要だとのことでした。
まとめ:女性に不妊検査を相談されたら男性はきちんと応じよう
不妊の原因は男性・女性約半々と言われています。不妊治療は夫婦二人三脚でなければ乗り越えられないものです。
確かに男性の不妊治療の話はあまり聞くことがなく不安かもしれません。女性ばかりいる婦人科に足を踏み入れるのは恥ずかしいかもしれません。
しかし、“不安だ”とか“恥ずかしい”といった気持ちは、女性が検査・治療で受けている痛みや苦痛に比べたらゴミみたいなものです。男性はある種快感を得ながら出すだけで検査できるのに対して、女性は苦しみながら検査・治療をしています。
検査で苦しんだ上に、子どもを産む際にはさらに大変な思いをすることになります。
それらを受け入れる心構えがあって不妊治療をして子どもを授かろうとしている女性に対して、非協力的な行動は夫としてとってはいけない行動だと思います。
ぼくのこの経験が、不安や恥ずかしさから不妊治療に対して足踏みしている男性の後押しとなることを切に願っています。
Twitterをフォローしていただけると嬉しいです。