この記事は2017年8月16日に書かれたものを加筆・修正したものです。
おはようございます。サラリーマンブロガー3まる(@3sunmaru)です。
この記事は『誰も教えてくれないお金の話』という本をご紹介します。
ふと目にとまった小林亮平さん(@ryoheifree)のこのツイート。
【ブログ更新しました】
元銀行員目線が厳選した、『お金の本』5選です。
30冊ほど読んだ中での、ベスト5をまとめました。
(春に書いてた記事ですが、全力でリライトしました)ぜひ、ご参考になれば幸いです。https://t.co/eRJxEFAelq
— Ryohei@元銀行員ブロガー (@ryoheifree) 2017年8月12日
ブログを読んでみると見覚えのある本が。
本棚を覗いてみると…

ありました!
元銀行員である小林良平さんがオススメしている“あなたにまず最初に読んでほしい、お金の悩みが一番わかる本”(元銀行員が厳選!お金について驚くほど分かる良本5選!)がなんと家にあったのです!
妻が昔買ったそうで、ぼくの知らないうちに本棚にいました。

とすぐに読んでみました。
小林良平さんのおっしゃる通り、すごくわかりやすく実践できる内容が詰まった良書でした!
みんな使うけど学校でも家庭でもなかなか教えてもらえないお金の話。

保険やローンってどうやって選べばいいの…?
ぜひこの本をとっかかりにして、お金について勉強しましょう!
■ 目次 ■
『誰も教えてくれないお金の話』はどんな人にオススメ?
この『誰も教えてくれないお金の話』はこんな人にオススメの本です!
○ 家計節約の基本を知りたい!
- 毎年家計簿を買うも長続きしません…
- お給料をやりくりして残ったお金を貯金に回します!
○ 個人経営者なんです
- 我が家の資産はどれくらいあるんだろう…?
- 個人経営やってます!
○ ローン?保険?よくわからないです
- マンション買いたいなぁ…
- 保険?よくわからないけど、とりあえず入ってますよ。
○ 人生で必要なお金って…?
- 老後が心配です…
- こどもを産んでも金銭面で育てられるか不安です…
勉強になること間違いなしです!
解決方法も具体的で確実に得るものがあります。
逆に

でも投資やったことないからお金の勉強始めよう!
家計節約の基本を知りたい!


そんな家計の問題を解決・家計を節約したい方には、とっかかりとしてこの『誰も教えてくれないお金の話』をオススメします。
節約しようと思っておちいりがちな罠からはじまり、具体的な家計簿のつけ方、貯金をするにはどうすればいいか、などが説明されています。
説明もマンガで概要を説明してから文章の説明という順番で書かれているので、すんなり頭に入って来ます。
家計管理ができなくて悩んでいる方は、ぜひ手に取っていただきたいです。
個人経営者なんです
著者であるうだひろえさん夫婦は自営業。
個人経営のお金の管理についても書かれています。
個人経営をはじめたばかりの方、経営していて資産管理がうまくできていないと感じている方にもオススメの1冊です。
『バランスシート(賃貸対照表)』などのお店の資産管理に必要な知識を身に付けられます。

ローン?保険?よくわからないです
ローンや保険ってむずかしいですよね。
この『誰も教えてくれないお金の話』を1度読んだぼくも、いまだに苦手な分野ではあります。
ローンについては、住宅は賃貸・分譲どっちがいいかというところからはじまり、繰上げ返済・借り換えの話なども取り上げられています。
保険についても公的保険についても書かれており、広く内容を網羅している印象です。
本の内容は大変わかりやすく書かれているので、ローン・保険を全く理解していない方でも勉強になる内容です。
日常的に使う知識ではないと思うので、必要になったときに何度か読んで理解する教材として素晴らしい本だと思います。
ぼくも近々保険の見直しを考えているので、改めて読んで勉強したいと思います。
人生で必要なお金って…?
老後のお金といえば年金。
年金がもらえるといっても、その制度自体に不安がある、もらえるお金で暮らしていけるのか疑問など、漠然とした心のモヤモヤありませんか?
ぼくも心の中にモヤモヤは抱えていましたが、『誰も教えてくれないお金の話』はそのモヤモヤを少しは晴らしてくれました。
人生で必要なお金としては養育費なんかもありますよね。
子供がまだ生まれていない身としては、育て終わるまでにどんなペースで、どれくらい必要なのだろうと疑問を抱くことがあります。
この本ではそんな疑問を解決する手助けをしてくれます。
人生に必要なお金に不安がある方は読む価値があると思います!
『誰も教えてくれないお金の話』に期待したこと
『誰も教えてくれないお金の話』を読む前は、この本に次のようなことを期待していました。
- 他の人はどういう風に家計簿をつけているか知りたい!
- 保険・投資・ローン…お金のわからない部分の知識をつけたい!
“他の人はどういう風に家計簿をつけているか知りたい!”という期待には応えてくれました。
分類ごとにレシートを分けてペットボトルに入れておいて月1回まとめて計算することや、10円単位は切り捨てるなど自分の家計管理とは違う方法を知れて家計管理の視野が広がりました。
“保険・投資・ローン…お金のわからない部分の知識をつけたい!”という点に対しても、保険・ローンについては期待を満たしてくれました。
レベルとしては高いレベルではありませんが、全くわからないというレベルから考えるととっかかりとしては十分です。
投資については少ししか触れられていませんが、個人経営の部分は株をはじめる時に役立ちそうな知識を得ることができました。

という方は残念ながらあまりこの本から得るものはないと思います。
『誰も教えてくれないお金の話』の概要
第1章
第1章は家計簿の話です。
普段生活している上でおちいりがちな節約のわな、オススメの家計簿の付け方・節約方法、貯蓄のやり方などが書かれています。
どれも具体的で実践可能な内容です。

第2章
第2章は個人経営者向けの話です。
個人経営の話が2章に構えられているのはちょっと意外ですが、逆に第2章だから読もうと思うのかも知れませんね。
後半にあったらきっと読み飛ばしていたでしょう…
そういう意味でも読者のことを考えて書かれている本だと思います。
利益を増やす方法や上客の見分け方など、個人経営でなければ考えないようなことも書かれていて、サラリーマンとしては新鮮な情報で面白かったです。
第3章
第3章はみなさんの悩みの種だと思われる住宅ローンの話です。
賃貸・分譲どっちを選ぶかという議論から始まり、最終的には住宅にかかるお金とライフプランを結びつけています。
実際に暮らしていて悩むことのある内容もあれば、将来を見据えた考えされられるような内容もあり、人生を過ごす上で住宅をどうするか真剣に考えるきっかけになりました。
購入した住宅を賃貸として貸すときの話なんかも参考になりました!
転勤族の家購入に賃貸化はつきもの…
金銭面での不安が少しでも減らせるのはとても嬉しかったです。
第4章
第4章はお金に苦労しない生き方を考えるパートです。
漠然としたお金に対する不安はどこから来るのか。
お金に対する認識をはっきりしたものに変えてくれます。
お金に対して勉強することの必要性、勉強したら次にどうするか。
章のタイトルに“生き方”と入っていて大き過ぎるテーマのように感じます。
でも、今後一生のお金との付き合い方を学ぶという意味では“生き方”という言葉がぴったりです。
第5章
よくわからないという方も多いのではないでしょうか?
保険の話が第5章で取り上げられます。
保険会社で扱っている私的保険をはじめから説明するのではなく、誰しも入っている公的保険についての説明から入る親切設計です。
ぼくも知らずにいたことがたくさんあって、公的保険の手厚さに驚きました。
私的保険についても選び方を丁寧に説明していてどうやって保険を選ぶべきなのかが明確になります。
今は見直すつもりがなくても、いつか来る見直しのために一度は読んでおくと必ず役立つはずです!
第6章
第6章では老後のことを考えます。
老後のことと言いつつも、年金をベースと考えて投資でお金を増やそうという部分も少しあります。
ただ、この章の大部分は年金の話です。

この章で少しでも年金の勉強をして、今から老後に備えるというのも悪くないと思いますよ!
第7章
こどもを育てるって大変ですよね。
ぼくはまだこどもはいませんが、金銭面での不安は常にあります。
そんな子育てのお金に関する話が第7章で出てきます。
出産にかかるお金や高校卒業までにかかるお金など、具体的な制度や数字が取り上げられています。
何も知らないところからでも役立つ情報が載ってますし、『調べてみよう!』という意欲も湧いてきます。
育児にかかるお金の話は、今現在悩んでいる方もいれば、まだ先のことと考えていない方もいると思います。
この第7章は読んで軽く頭の片隅に残しておくだけでも役立つ内容なので、この本でお金の勉強をしようと思った方であれば、誰しも読んで損はない情報です。
まとめ:わかりやすくて何回も読みたくなる。そんなお金の本です。
この記事では、『誰も教えてくれないお金の話』という本のご紹介をしました。
▼ 『誰も教えてくれないお金の話』はどんな本? ▼
○ どんな人にオススメ?
- 家計節約の基本を知りたい方
- 個人経営者
- ローンや保険がわからない方
- 人生で必要なお金を把握したい方
○ この本に期待したこと
- 他の人はどういう風に家計簿をつけているか知りたい:実現
- 保険・投資・ローンなどわかならい部分の知識をつけたい:投資以外実現
○ 本の概要
- 第1章:つもり節約のワナ
- 第2章:利益を増やす考え方
- 第3章:賃貸より分譲の方が得って本当?
- 第4章:お金に苦労しない生き方
- 第5章:保険で安心は買える?
- 第6章:老後の不安
- 第7章:こどもを育てる力
この『誰も教えてくれないお金の話』はとてもとっつきやすく、わかりやすい本でした。
わかりやすいのはなぜか?
それは
- マンガで概要が書かれているため、とっつきにくさがない
- マンガの主人公や内容が身近な話題で親近感がわく
- マンガの後にはかならず詳しい補足説明がまとめられている
- 短時間で集中して読むことができる
などが理由として挙げられます。
お金の話って、用語が難しかったりパーセンテージによる計算が多かったりで、なかなか手を出しづらいのですがマンガがそれをうまくやわらげています。
また、概要をマンガで、補足を文章でという流れで進んでいくので、サクサク読み進めていくことができます。

本を通して感じたのが、『不安の正体を突き止めることの大切さ』です。
お金に対して漠然と不安を持っている方は多いのではないでしょうか?
ぼくも保険についてわからない、ローンについてわからないと言いつつも、何がわからないのかすらわからない状態でした。
この『誰も教えてくれないお金の話』を読んで、わからないところが分かったというのもありますし、わからないところを探さなきゃいけないとも思いました。
もしかしたら、この本のタイトルの『誰も教えてくれない』は『誰も教えてくれないから自分で調べないといけないよ!』と言っているのかもしれません。
とても得る物の多いこちらの本。
1度では覚えきれないほどの知識が詰め込まれています。
マンガも面白いし、知識も得られるし、何回も読みたくなる本だと思います。
特に家のローンの話は今は関係ないと思って、ぼーっとしながら読んでしまったので、必ず読み返します・・・!
1度目の読破を果たしたので、とりあえず月々のお金のやりくりから妻と一緒に見直してみたいと思います。
みなさんも気軽に手に取ってお金の勉強してみませんか?
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